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全ての地域で運賃改定 魅力ある産業を取りもどせ!
全自交はハイタク労働運動の先頭に立つ

200人以上の仲間が集った埼玉大会。
溝上委員長(中央)の団結がんばろう
で絆を一層強固にし、幕を閉じました。
全自交労連は10月17日、18日、さいたま市大宮の「プラザノース」で節目となる第80回定期大会を開催し、2022年度運動方針案など、全ての議案を決議しました。開催地となった埼玉地連(鵜澤克己委員長)の貢献により、成功裏に定期大会は幕を閉じました。全自交しんぶん第1229号は、大会特別号としてその全容をお伝えします。
運動方針や質疑応答で最も重要となったテーマは、運賃改定を確実に賃金・労働条件向上に反映させることであり、大会の最後には、溝上泰央中央執行委員長による「すべての地域で運賃改定を実現し、魅力ある産業を取り戻すため、団結してがんばろう」との呼び掛けに対し、200人を超える参加者が、声を揃えて、こぶしを突き上げ決意を新たにしています。
節目の80回大会を迎え、今後も全自交労連はハイタク労働運動の先頭で、闘い続けることが確認されました。
大会には、全国から代議員71人、中央委員35人、役員37人、傍聴や記者など約70人が大会に参加。来賓には、立憲民主党の枝野幸男前代表や、大野元裕埼玉県知事ら多数が出席しています。
今年は役員改選年ではありませんが、地連本や単組の改選により一部役員が交代しています。これまで本部副委員長、愛知地連委員長を務めていた本田有氏が本部書記次長に就き、代わって富山地連の石橋剛委員長が本部副委員長に就任。また中央執行委員に井上修愛知地連新委員長と海藤正彦新潟地連書記長が選任されました。
議案では、年間活動報告、決算、運動方針、予算が承認されたほか、全自交労連規約の改定も審議され、代議員による厳格な投票により改定が承認されました。

溝上委員長あいさつ(要旨)

あいさつする溝上泰央中央執行委員長
1947年に結成された全自交労連が、ここに80回目の大会を迎えられたことは、先人の組合員のご尽力、そして関係するすべての皆さまのご支援があったからこそです。全自交労連はこれからもハイタク労働運動の先頭に立ち、皆様とともに全自交運動を前進させ、歴史を刻んでいく所存です。

◆平和の大切さと政治課題
ロシアによるウクライナ侵攻は今もなお、多くの犠牲者を出しながら続いています。私は全自交労連を代表し8月9日に、長崎で平和運動に参加しましたが、広島とともに、人類史上、唯一原子爆弾を投下されたこの日本は、核兵器廃絶と世界恒久平和を訴え続けなければなりません。
岸田政権は就任当初に掲げていた格差是正・分配重視の路線を忘れ去り、物価高・円安にも決定打を見出せません。そんな中で国民の6割が反対していた安倍元首相の国葬だけは強行しました。立憲民主党は枝野前代表も、泉代表もハイタク労働者の抱える問題に深いご理解をいただいており、生活者として国民の目線に立った政策を実行し、平和を守ることにも熱心に取り組んでいただいています。一刻も早く政権交代を実現する足掛かりとするためにも、来年の統一地方選挙には全力で取り組まなくてはなりません。

◆運賃改定と賃金・労働条件の回復
ハイタク産業では課題が山積しており、この物価高・円安で生活を圧迫され離職者が相次ぎ、人員不足によって時間帯によっては配車が不可能になるなど、地域の需要に応えられず、公共交通としての役割を果たせないことすら懸念される現状にあります。これ以上の離職を防ぎ、若い人材をハイタク産業に呼び込むためにも賃金・労働条件の引き上げが何よりも必要です。
東京特別区・武三地区では15年ぶりの運賃改定が実現しましたが、一刻も早く全国すべての地域で運賃を改定することが求められます。しかし運賃改定をしても、賃金・労働条件向上につながらなければ、まったく意味がありません。すでに、東京特別区・武三地区では、運賃改定にあわせた歩合給の引き下げを労働組合に打診している、とんでもない事業者が存在します。こんなことが繰り返されれば、永遠にわれわれハイタク労働者と他産業の労働者の賃金格差は埋まらず、乗務員不足は未来永劫、解消しません。人手不足だから賃上げをするのが世間の道理で、人手不足だから賃下げしたいと言っているような産業に未来はないと考えます。
われわれ、ハイタク労働者はコロナの感染拡大時にも体をはって、住民の移動を支え続けてきたエッセンシャルワーカーです。われわれの賃金・労働条件が守られなければ、公共交通も守られないといっても過言ではありません。
また2024年4月から適用される時間外労働の上限規制と、改正・改善基準告示には、適正な対応を行っていくことはもちろんですが、同時に適正な賃金を維持するために、労働組合の真価が問われるところであり、労使での踏み込んだ話し合いが求められます。

◆ライドシェア・mobi
ライドシェアは、ひとまず阻止できていますが、乗務員不足でタクシーの稼働率が低下し、車両が不足した際には「タクシーが足りないから、ライドシェアを」といった主張も予想されます。
そして、エリア内定額5000円乗り放題のmobi(モビ)は、安売りによって既存の公共交通が破壊されるおそれがあり、阻止しなければなりません。一方で、需要が少なくタクシーの維持が難しい地域などでは、自治体からの公助を伴った乗り放題も選択肢の一つであり、タクシー業界自らが積極的に地域の交通の課題解決に取り組むことも、組合から進言していかなければなりません。
国交省では、事前確定型変動運賃、いわゆるダイナミックプライシングの検討の議論が行われていますが、もしどうしても導入するならば、歩合給で働くわれわれの賃金には、メーター運賃が反映されるようなやり方を訴えていきたいと思います。
大変厳しい時代ですがともにがんばりましょう。

大会で活躍した方々



開催地の歓迎

開催地を代表し、埼玉地連の鵜澤克己委員長が歓迎あいさつ。
「今回の埼玉大会では「全自交の絆」というお土産をお持ち帰り頂きたい」と呼び掛けました。

松永次央書記長は1日目に運動方針案(前号既報)を提案。
2日目にはまとめの答弁に立ち、全国の仲間の厳しい状況に触れ「この業界にもう一度、魅力を取り戻すには労働環境・賃金を変えるしかない。このままでは他産業との比較で人が戻ってくることはありません」とハイタク労働者の地位向上への思いを語りました。長時間労働の是正に関し「タクシーとは、また別の環境で仕事をされている」とハイヤー乗務員の課題の難しさに言及しました。

大会宣言

埼玉地連の伊藤義明副委員長が大会宣言案を読み上げました。伊藤副委員長は準備期間も大会当日も事務方として中心的な役割を果たしました。

開会あいさつ

1日目の冒頭、掛川正一副委員長が「地域交通を支えてきた誇りを胸に、団結をさらに固め、新たな歴史を創造していこうではありませんか」と開会を宣言しました。

閉会あいさつ

2日目の最後、北坂隆生副委員長が壇上に立ち「大会の成功について、改めて埼玉地連の皆さんにお礼を申し上げたい。全国の仲間が一致団結してこの厳しい状況を乗り越えよう」と閉会の言葉を語りました。

資格審査

資格審査・大会運営委員長を務めた高橋学副委員長

決算・予算

決算報告・予算提案を行う水野潔副委員長

活動報告

野尻雅人書記次長が年間活動報告を提案

来賓より祝辞

埼玉県知事
大野 元裕 様


皆さまにおかれましては、公共交通機関として感染リスクがある中でも、乗務・接客を行っていただいていることに改めて敬意を表します。
長時間、過重労働が問題となっていた自動車運転者の働く環境の見直しもやっと動き出しました。皆さまの活動の成果であります。今後、この課題が克服に向けて大きく進展することを期待しております。

立憲民主党前代表
枝野 幸男 様


皆さんの仕事は公共交通と言われます。行き過ぎた規制緩和を大転換させ、目先の採算が合わなくても公共性を守っていかなければならない。それを政治と社会全体がしっかり支援をしていかなくてはならない。
ハイタク産業に従事する皆さんだけではなく、ハイタクを利用する全ての国民と、日本社会に必要な大きな転換だと確信しております。


新役員が就任あいさつ

新副委員長に就任した富山地連の石橋剛委員長と、書記局に入る本田有前副委員長・前愛知地連委員長が抱負を語りました。

石橋剛・新副委員長

本田さんが書記局に入るということで、残任期間となりますが副委員長の任に当たらせていただきます。全自交は、同じ運動を全国津々浦々でやっているタクシードライバーの仲間。ほかにはない集まりです。皆さんと一緒にがんばっていきたい。

本田有・新書記次長

この大役を引き受けるに当たり、私個人にも、全自交労連にも様々な課題がありました。その課題を解決するためにご尽力いただいた全ての方に改めて感謝申し上げます。
本部役員として働かせていただく以上、全自交労連の運動をさらに前進させるため、地域の実情にあった運動を展開できるよう皆さ
まに寄り添い、今まで以上にお声を聞かせていただき、組織の発展と組合員さんのより良い生活の向上を一緒に目指したいと思います。

組織内議員 山名氏が決意表明

来年の八戸市議選で6選めざす

全自交労連唯一の組織内議員である山名文世・八戸市議会議員(全自交青森地連特別執行委員)が、来年4月に選挙を迎えます。連続5期当選中ですが、次を最後の任期と定め、6選を目指します。溝上泰央中央執行委員長は「当選に向け全自交労連を挙げて最大限の支援を行ってまいりたいと思います」と語り、大会1日目には本人からの決意表明も行われました。
山名氏は青森地連の三八五交通労組の組合員として闘ったストライキと、会社による不当労働行為、その後14年にわたる裁判闘争で勝ち取った全面勝利の思い出を振り返り、「これからも全自交労連や青森地連で学んだことを市政の世界で生かしていきたい」と決意表明しました。
1992年の初当選後は、介護保険制度の改善や、市立病院の未払い残業問題の解決などに成果を上げ、昨年は市議会でバス・タクシーへの支援を要請。タク1台5万円、バス1台10万円の支援を実現させています。

質疑応答


大会では活発な質疑が行われました。1日目には愛媛地本の松下国光代議員が新居浜・駅前タクシーの自主経営の困難な現状を語りつつ、再生への強い決意を表明。大阪地連の加藤直人代議員は2日間にわたり、大阪での定額乗り放題の現状報告、常任中執制度の今後についての質問、法改正を必要としない即効性ある対策の要望を発言しました。
2日目は愛媛地本の渡邊典子代議員が、議案書に憲法に関する記載が追加されたことを感謝。富山地連の中島信二中央委員は運賃改定の成果が労働者に確実に還元されるよう経営団体や行政への要請行動強化を要望。東京地連の筒井守代議員は、財政の再建・強化について「争議支援よりは直接の会費値上げの方が良い」と提案。新潟地連の海藤正彦代議員は、最低賃金を意図的に守らない悪質事業者への対応強化を主張。岩手地本の森茂代議員はバス・タクシーの乗務員不足の深刻さにより、鉄道廃線の代替に白ナンバーが参入することへ警鐘を鳴らし、傍聴参加の長崎県タク・森忠吉委員長は、労働委員会争議の状況を報告し、支援を求めました。

規約改定を承認

全自交労連規約の改定も審議され、代議員による厳格な投票が行われました。改定には代議員定数の3分の2以上の賛成が必要となりますが、定数88人中71人が投票し、賛成68、反対1、無効2の結果で承認されました。改定の内容は、実際に行われてきた運営方法と規約の記載内容のズレを修正することが主な目的で、中央委員の選定方法や、常任中央執行委員の選出基準などを定めなおしました。また、オンラインや、オンライン併用の開催方法でも、大会や中央委員会、中央執行委員会が成立することを新たに規約に明記しています。
規約改定の採決では、規約に従って代議員
による無記名投票を実施。
大会運営委員が投票実務を担いました。


改定後の賃下げ 「指導する」

タクシー運賃改定を確実に賃金・労働条件向上につなげるため、交運労協は10月12日、国土交通省へ要請を行いました。全自交労連の働きかけにより実現したものです。交運労協側は、運賃改定に合わせた経営側からの賃下げ提案がすでに行われている現状を説明し、国交省の堀内丈太郎自動車局長から「賃金、労働条件、労働分配率については基本的に労使で決めるものだが、運賃改定の趣旨を逸脱するような状況があるとわかれば、しっかり指導を行う。情報提供をいただきたい。運転者負担についても、声をかけていただきたい」との発言を引き出しました。
交運労協の住野敏彦議長は「コロナの3年間で、タクシー乗務員はひどい状況に置かれ、さらに物価高で厳しい状況にある。乗務員を確保する意味からも、運賃の中に安定した賃金を組み込んでいただきたい」と求め、オール歩合賃金を見直す必要性も語りました。
溝上泰央副議長(全自交労連中央執行委員長)は、東京の運賃改定について感謝しつつ、障害者割り引きの乗務員負担など悪しき慣習がまだまだ存続していることを指摘。「全自交東京地連の加盟単組においても、すでに運賃改定を見越した上で『歩率を下げてくれ』という会社からの打診が入ったところが(少なくとも)2カ所ある」と述べ、「きちんと賃金・労働条件を上げて、公共交通で働く者としての責任を果たしたい。改定実施後の調査も含め、事業者に指導をお願いしたい」と求めました。
国交省に要請書を提出。
右から交運の溝上副議長、国交省の堀内自動車
局長、交運の住野議長、森屋隆参議院議員、
交運の慶島譲治事務局長

国交省の堀内自動車局長は通達で事業者団体に求めている運賃改定後の労働条件改善状況の調査や公表について「十分に為されていない状況にあることは認識しており、今年の5月ころ『適切にフォローアップするように』と各運輸局に指示した。ちゃんと事業者に行きわたるようにも指導していきたい」と述べました。
要請書は斉藤鉄夫国交大臣に宛て、住野議長と政策議員懇会長の近藤昭一衆議院議員の連名で提出。
①ハイタクの低賃金是正と物価高騰を加味して、運賃の原価における人件費率を高くし、一般産業の平均賃金との格差是正分を加えること。
②改定後の賃金・労働条件の改善状況や、労働者負担の是正状況について、大多数の都道府県タクシー協会が公表していないため、早急に改善に取り組み、結果を公表するよう指導すること。
③労働条件改善の調査手法については労組や有識者を加えた会議など、客観的で公正な調査手法を検討することなどを要請しました。


補助金収入は適正な分配を

全自交労連は10月16日に、さいたま市で開いた中央執行委員会で、2022秋季年末闘争方針を決定しました。具体的方針は次の通りです。秋季年末闘争に取り組む職場では、要求提出は遅くとも11月中旬まで提出することとし、12月上旬には解決するよう積極的に団体交渉を行いましょう。妥結状況や政策要請行動について地連本を通じ、全自交労連に報告をお願いします。労連本部は地連本や単組に対して必要な支援を行い、闘争の特徴や教訓を全体化しながら取り組みを進めます。

【具体的闘争方針】
1.雇用・労働条件改善の取り組み
(1)コロナ危機を理由とする解雇・雇止めを許さない
(2)労働条件(賃金・一時金・退職金等)の改善とともに、車内の感染防止対策や職場施設の改善を交渉する。
特に今年は国や自治体の支援金・補助金など、タクシーの売上以外の部分で、多額の収入が計上されている可能性が高く、適正な分配を求めて交渉を行う。運賃改定がすでに実施された地域では、増収分を適切に労働者に配分するよう求める。国土交通省も通達で「運賃改定実施後、各事業者において、適切に運転者の労働条件の改善措置を講ずること」と定めている。
(3)年末一時金について交渉する職場は昨年や今夏の一時金を超える支給をめざす。一時金の支給を困難視する経営者については、輸送実績や補助金等の収入も含めた経理資料の公開を求める。
(4)最低賃金の改定結果について、職場での周知を徹底させ、全ての職場と地域で最低賃金を上回る賃金が支給されるよう点検活動を強化する。
(5)国会附帯決議にある、
①累進歩合の排除、②固定給と歩合給のバランスの取れた賃金体系の再構築、③運転者負担の見直し、④過度な遠距離割引の是正、⑤運転代行との兼業禁止、⑥供給過剰対策と運転者の健康を守る観点からの過労運転防止策について真摯に協議し、附帯決議にそった職場の労働条件の見直しを求める。
(6)65歳以上の定年制とともに、その後の雇用年齢の上限について協議する。
(7)「同一労働・同一賃金」の実現。
(8)非正規雇用者に対する社会保険の適用拡大を踏まえ、定年後再雇用者らが、自らの望まない労働条件を強いられることのないよう交渉する。
(9)全員が確実に「年5日」の年次有給休暇を取得するよう対策を講じる。
(10)全ての職場で、時間外労働が最長でも年960時間未満になるよう対策を講じ、また改善基準告示の改正に備え、長時間労働を抑制しつつ減収とならないための効率的な勤務形態を協議する。若者や女性にとっても働きやすい労働環境を目指し、短時間勤務や変則的な勤務シフトなど、柔軟な働き方を検討する。
( 11 )健康診断の充実や福利厚生の拡充に加え、会社負担による脳MRI検診や睡眠時無呼吸症候群の検査の実施を求める。
(12)乗客による暴言や人権侵害行為(カスタマーハラスメント)の抑止対策と発生後の乗務員へのケアを経営側に求める。

近年の主な妥結内容
◎ 年末一時金、退職金改善、未消化有給(時効分)の買取り、年末年始の乗務手当、越冬手当、最低賃金の厳守確認、勤務間インターバルの改善、修理・検査・講習時の補償額改善、乗務員負担の見直し、帰路高速代の乗務員負担改善、事故惹起者の自己負担分削減、車内清掃手当の新設
◎ コロナ感染者に対する労災保険適用、濃厚接触による休業者への休業補償、健診内容の充実(血液検査、腫瘍マーカー)、健診の追加検査費用の会社負担、脳MRI検診費用の会社負担、予防接種費用の会社負担
◎ カーナビの更新、空気清浄機設置、休憩室の改善、会社施設の感染対策強化、喫煙場所整備、洗車施設・洗車方法の改善、制服・ワイシャツの支給、駐車場の整備、ドラレコやバックカメラ装着、有料求人サイトを使った乗務員募集、営業所内の無料Wi-Fi 設置、研修旅行


来賓招き 華やかに

全国からの参加者を歓迎する鵜澤・埼玉地連委員長
全自交埼玉地方連合会は、全自交第80回大会の歓迎レセプションを10月16日、さいたま市の東天紅JACK大宮店で開催しました。全自交労連の役員に加え、連合埼玉の近藤嘉会長、埼玉県交運労協の小椋旭議長、立憲民主党の枝野幸男衆議院議員、高木まり参議院議員の豪華な来賓陣にご出席いただきました。
司会は埼玉地連の伊藤義明副執行委員長が務め、鵜澤克己執行委員長が「ようこそ埼玉大宮におこしいただきました。全自交と旧KPUが団結を回復して早1年余りが経ちます。溝上泰央中央執行委員長より、「元KPUの出身として、若い鵜澤さんが全国の仲間に顔を売るチャンスだから」と温かいお言葉を頂戴し、今年は埼玉での開催が決まった次第です。昨年の大会で岩手の森茂委員長は「感動と言うお土産を持ち帰って下さい」と言われました。そして今回の埼玉大会では「全自交の絆」と言うお土産をお持ち帰り頂きたいと思います」と歓迎のあいさつ。鉄道博物館や氷川神社など大宮の名所も紹介し、支えてくれた方々への感謝を語りました。



全自交労連第80回定期大会にあわせ、第50回機関紙コンクールが開催されました。最優秀賞には日交労湾岸支部の発行する「湾岸新木場」が選ばれ、壇上で溝上泰央中央執行委員長より表彰状と記念品が授与されました。
今年は昨年を3紙上回る28紙もの応募が寄せられ、佐藤晴之・元情報労連中央本部広報部長(元日本ジャーナリスト協会副理事長)の厳正な審査により受賞作品は決定しています。
「湾岸新木場」は4年連続の最優秀賞受賞。従来の機関紙の枠を超えた斬新な紙面が高く評価されました。
特別賞には日交労本部発行の「いしずえ」と、今年1月に新たに発刊された東北地連の「全自交東北」が選ばれました。
大会で日交労湾岸支部を表彰

左:最優秀賞の「湾岸新木場」
右:受賞紙一覧



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