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新潟・しあわせ交通株式会社
新会社で自主経営を開始 職場を守るために自分達で設立 (新潟地連)


2015年7月1日 新潟・しあわせ交通株式会社が新たに営業を開始しました。

新潟地連・しあわせ交通労働組合(石本委員長)は、昨年11月から破産手続き中のしあわせタクシー株式会社(新潟市秋葉区)の事業の譲渡譲受認可を受け、職場を守るために自分たちで設立したしあわせ交通株式会社(20台・34人)で7月1日より新たに営業を開始しました。

破産した会社では賃金が長期間支払われず、6ヵ月分の未払い賃金を労働債権として抱える仲間も多くいました。

また、破産手続きが始まると事業協同組合の土地・建物の明け渡しを求められ、昨年12月に営業所移転を余儀なくされました。組合員も5名だけでしたが、非組合員と協力しながら会社を地力で運営しなければなりませんでした。

こうした苦難を職場に残った全員の団結力で乗り越え、自主管理・自主経営をスタートさせました。破産した会社の事業を引き継ぎ、自主経営するのは新潟地連では、2012年7月に自主経営に入った新発田観光タクシーに続き2例目です。東北・新潟地域では規制緩和以来、ちょうど10社目となります。7月4日に出発式を行い、新会社の安全を祈願しました。出発式には民主党新潟県連代表の菊田まきこ衆議院議員が激励に駆けつけるとともに、これまで支援してきた連合新潟の齋藤敏明会長、全自交労連の高橋書記次長、新潟地連の宮澤委員長、海藤書記長らの労組関係者が多数参加しました。

新会社の小野社長が挨拶し自主経営への決意を語り、来賓がお祝いの言葉を述べました。労働組合も7月3日に大会を開催し、名称変更と規約改正を行い、ユニオンショップに備えました。全自交しあわせ交通労働組合は、現在の5名から34名に増えることとなり、団結力を強化して運動して行くことになります。

常勤の加藤貴子代表取締役は「地域で移動に困る高齢者も増えている。安全で親切なタクシーとして地域に認められるよう努める」と抱負を述べました。

賃金遅配段階から精力的にオルグしてきた新潟地連の海藤書記長は「この日を迎えられてうれしいが、これからが勝負。住民に愛されるタクシーとして頑張って欲しい」「既に自主経営している新発田観光タクシーとの連携も強化し、協力体制を築きたい」とあいさつがありました。

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