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東京地連法対学習会
労災申請しながら自賠責保険請求は可能 今後も身近な問題を題材に(東京地連)
2015年6月23日 東京地連法対学習会が開かれ、家族間の問題、交通事故について勉強しました。
東京地連は6月23日、全自交会館大会議室を会場に「2015法対学習会」を開き、加盟単組の役員を中心に60名以上が参加して、講師の話を注意深く聴いていました。
毎年1回この時期に開催される法対学習会には、地連顧問である東京共同法律事務所から弁護士を派遣していただき、今年は猿田佐世弁護士と木下徹郞弁護士に講演と質疑応答をおこなっていただきました。課題1を担当した猿田弁護士は「家族の問題・離婚、相続(遺産分割・遺言)など」を主テーマに1時間以上にわたり、今までの相談ケースも織り交ぜながら講演しました。 このテーマは打合せ段階で、家庭の問題を抱えている組合員は非常に多いにもかかわらずなかなか相談しづらいとの思いから、敢えて今回取り上げました。案の定、講演後の質問では8名から切実な質問が相次ぎました。
課題2の「交通事故」に関しては、主として交通事故にあった場合の人身傷害部分について、どのような損害につき、どのような形で請求をしていくことができるかを整理する事が重要で、私たちの業務上でレアケースのトラブルにどう対処するかなど、とても参考になる内容でした。具体的には労災申請しながら自賠責保険を請求する事は可能で、二重取りができないように調整はされますが、支給時期や慰謝料・休業損害補償との兼ね合いもあり、どちらが有利になるか、選択の余地があるということなどです。
弁護士に相談するということが、なかなか身近に感じられず、敷居が高い思いをしている組合員も多いと思いますが、「電話での相談と初回の面談は無料となっていますので、一人で悩まずに、ぜひお問い合わせください」とのことです。東京地連としては今後も仕事上やプライベートで身近な問題を題材にしていきたいと思います。
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