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富山地連第36回委員会
A型賃金の再確立を求める
ひとかけらの恩恵もなく消費税・物価高で更に生活は苦しい(石橋委員長が更なる結束を求めた)

2015年2月23日 富山地連が第36回委員会を開き、2015春闘方針を確立しました。

富山地連(石橋剛委員長)は2月23日、富山交通福祉棟会議室で第36回委員会を開催し、執行部と加盟から選任された委員やオブザーバーの19名が出席し、2015春闘方針の確立に向けた協議を行いました。

冒頭、主催者代表として演壇に立った富山地連の石橋委員長は「アベノミクスによる円安政策が輸出産業を後押しし、一部の大手企業は増収・増益に沸いているものの、私たち中小零細の内需型産業は、ひと欠らの恩恵も受けていない。それどころか、消費増税・物価高により支払いだけが増加し、生活が益々苦しくなっている現状にある。働く者の労働条件が悪化し人材が入ってこない中で、安定して生活できる賃金システムを作らないとハイタク産業は労働者から見放されてしまう。事業者は、そんな状態が間近に迫っていることを真摯に受け止め、真剣に労働組合との協議に応じなければならない」と挨拶し、改めて2015春闘の重要性を示すとともに、労働条件改善に向けた全自交富山地連の結束を求めました。

その後、2015春闘方針の提起に移り、全自交労連の春闘方針を基本にしながら、富山地連独自の取り組みを加えた春闘方針案として提案しました。

具体的な方針として、タクシー改正特措法の附帯決議で「固定給と歩合給のバランスの取れた賃金体系の再構築」が決議され、更には東京地裁が国際自動車の割増賃金と同額を歩合給から差し引く賃金計算を無効とした判決が出される中で、全自交労連の賃金方針の基本である「生活安定型賃金」=いわゆる「A型賃金」制度の再確立を追求していくことが確認されました。

石橋委員長の掛け声で「団結ガンバロウ」を三唱
また、県内事業者による運賃改定申請(9割を超えて受付期間終了)が出されており北陸信越運輸局による認可により運送収入の回復が見込まれる状況にありますが、運賃改定には労働者の労働条件改善原資も含まれていることを踏まえ、前倒しで、労働条件改善を求めていくことも確認するなど、2015春闘方針は満場一致で採択されました。

委員会の最後に「2015春闘勝利、統一地方選勝利」に向けて団結してガンバロウを三唱し成功裡に終了しました。



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