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ハイタクフォーラムと国交省が合同視察
未だにマグネットの車体表示の運転代行車両も確認


4月9日、熊本県熊本市で、国交省、ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連・私鉄総連)、交運労協ハイタク部会を中心に県内加盟労組と合わせ、総勢14名で熊本市内繁華街のタクシー乗り場の合同視察を行いました。



熊本市内での営業車両の増加は、2002年2月に実施された規制緩和以降約270台増え、2009年10月「特定地域」に指定された時点で2,239台となっており、「特定地域」で算出された適正車両数は1,734台、過剰台数は505台となっていました。2012年12月には、436台の減で1,803台、「特定地域」の協議会で各運輸局が提示した台数にはまだ10%ほど不十分な実情にあります。

熊本市では、特に夜の市内繁華街に利用者を求め、営業車両がひしめき合う中、これまで乗り場の不法占拠やみかじめ料問題で悩む乗務員の実態をうけ「特定地域協議会」が進めるタクシー乗り場の改善を行ってきました。

現在では、「熊本交通圏タクシー協議会」で地域計画を立てた中で、市内繁華街12か所に乗り場、降車場を設置し、タクシーの交通整理に従事する警備員や協会指導員による指示・指導、違反行為に反する措置などを定めた「熊本市繁華街におけるタクシー運行規程」や12か所の乗り場における「運行要領」に従い、整然と運営されている実態を視察することができました。

また、同時に運転代行車両についても視察を行い、これまで、違法駐車や辻待ち等を行っていた車両がいなくなり、駐車場内や事業所で待機する実態も視察できました。
しかし、中には2013年3月31日から車体表示のペイント化の義務付けにもかかわらず、マグネットの車体表示の代行車両が営業している実態も把握することができました。

熊本市内の運転代行業者は157者、457台となっています。

私たちは、今後もこれまで以上の監視・摘発行動や行政交渉を展開して、違法行為の実態暴露と取り締まり強化を求めていく必要があることを実感し、視察を終えました。



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