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今こそタクシー事業法で産業再生
ハイタクフォーラム2013総決起大会 < 日比谷公会堂 >


2013年03月07日 ハイタクフォーラムが2013総決起集会、衆参請願行動


ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会・代表 全自交労連伊藤実中央執行委員長)は3月7日午前10時30分より、千代田区の日比谷公会堂で3.7ハイタクフォーラム2013総決起集会を行いました。

「タクシー産業の再生、労働環境の抜本改善をめざす大集会」のスローガンの下、東京はじめ全国から800名の組合員が結集し、集会後はタクシー適正化・労働環境改善を基本とする事業法の早期成立を求め、各地から持参した請願署名をデモ行進のあと衆参両議員に手渡しました。私鉄総連ハイタク協議会久松勇治事務局長の司会で始まった集会の冒頭、昨年11月29日に亡くなった全自交労連副中央執行委員長故待鳥康博氏の、冥福を祈り参加者全員が起立して黙とうを捧げたあと司会より総決起集会の開会宣言が行われ、続いて交通労連ハイタク部会五十嵐真也部会長が開会あいさつを行いました。五十嵐部会長はあいさつの中で、「タクシー適正化・活性化特措法ができたが強制力がないため、正直者が馬鹿を見るという状況になっている」とし、早期のタクシー事業法の制定が不可欠であると述べました。

続いて、ハイタクフォーラム代表として主催者あいさつに立った全自交労連伊藤実中央執行委員長は、規制緩和以降のタクシー労働実態に触れた上で、「2009年に成立した特措法は、負の連鎖を断ち切るためのあくまでも応急処置である」と述べました。また、新潟のタクシーが公取委から不当なカルテル認定された問題を、全国でも起こり得る不当弾圧だと批判し「この総決起集会を、タクシー事業法の今国会成立へ向けた起爆剤にしたい」と力強く述べました。

その後、前日に行われた国交省への要請交渉報告が全自交労連松永次央書記長より行われ、決起集会の来賓である民主党タクシー政策議連谷博之事務局長と新潟市ハイヤー・タクシー協会高橋良樹会長の講演へと続きました。

谷事務局長は、規制緩和以降のタクシーの実情やタクシー議連の活動経過に触れた後、総選挙後初めて民主党タクシー政策議連総会を2月20日に行い、新役員が決まったことで自公両党との事業法をめぐる協議が前進すると報告しました。そのうえで、「ボールは今自民党が握っており、民主党に提示をすることとなっている。具体的協議は各議連の幹事長同士ですることとなる」と明らかにしました。そして「今国会で成立させるように図っていく」と述べたことに対し、会場から期待の拍手が沸き起こりました。

新潟の高橋会長は、参加者に対し公取委への抗議行動に対する謝辞を述べたあと、カルテル認定問題に至った経緯や、それまでの審判の報告が行われました。その中で「公取委は、おれが法律だという姿勢で国家権力をすべて掌握しているというような恐ろしい警察機構だ」と批判し、続けて「彼らは威厳が邪魔をして間違いと気づいても戻るということはなく、黒と決めれば潰してしまえという姿勢」とした上で「公正取引委員会とは不公正取引委員会だ」と当該事業者として強烈な批判を展開しました。また「独禁法の目的は消費者の利益を確保するというのがあるが、消費者の利益というのは価格だけであろうか」と問題提起をし、「価格よりもっと大事な、安全・安心だ」と締めくくり、今後も引き続きハイタクフォーラムに支援行動を要請しました。

その後、連合、交運労協、全タク連、民主党、社民党から各代表あいさつがあり、集会アピール(案)を全員の拍手で採択し、伊藤代表の団結ガンバローで締め括りました。その後3つの梯団によるデモ行進に移り、参加者全員シュプレヒコールを挙げながら衆参両議員面会所へと向いました。 

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新潟タクシー公取委第5回審判 カルテル撤回を求め全国より参集

公正取引員会から新潟タクシー事業者へのカルテル認定による排除措置命令ならびに、課徴金支払い命令を不当とする審判請求の5回目の審判が、3月7日14時、東京霞が関の公正取引員会で行取委は、おれが法律だという姿勢で国家権力をすべて掌握しているというような恐ろしい警察機構だ」と批判し、続けて「彼らは威厳が邪魔をして間違いと気づいても戻るということはなく、黒と決めれば潰してしまえという姿勢」とした上で「公正取引委員会とは不公正取引委員会だ」と当該事業者として強烈な批判を展開しました。

また「独禁法の目的は消費者の利益を確保するというのがあるが、消費者の利益というのは価格だけであろうか」と問題提起をし、「価格よりもっと大事な、安全・安心だ」と締めくくり、今後も引き続きハイタクフォーラムに支援行動を要請しました。

その後、連合、交運労協、全タク連、民主党、社民党から各代表あいさつがあり、集会アピール(案)を全員の拍手で採択し、伊藤代表の団結ガンバローで締め括りました。その後3つの梯団によるデモ行進に移り、参加者全員シュプレヒコールを挙げながら衆参両議員面会所へと向いました。審判に先立ち、開始1時間前から公正取引委員会が入る第6合同庁舎前では前回と同様、新潟から駆け付けた全自交新潟地連の海藤書記長をはじめ多数の組合員と、交通労連ハイタク部会の五十嵐部会長を含めた当該事業所労組組合員による抗議行動が行われました。今回の抗議行動は、午前中に日比谷公会堂で開かれた総決起集会の参加者も合流することとなり、審判開始前には請願デモ行進を終えた組合員らが次々と公正取引委員会前に集まり、一時は百数十名に膨れ上がり、車道にまで人垣ができる状況となりました。

全自交は、このカルテル問題は当初より全国のタクシー労働者の問題として取り組んできました。総決起集会の中で、新潟市ハイヤー・タクシー協会の高橋会長が「公取委はまさか労働組合が出てきて、抗議行動をするとは思いもよらなかったのではないか」というあいさつの言葉があったように、回を追うごとに全国からの参加や、他産別からの参加も増えてきています。次回からはいよいよ証人尋問も始まる予定で、撤回まで闘い抜くことを誓い合いました。

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