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○東京法律事務所 宮里邦雄弁護士 大会で連帯挨拶
平和なくして労働運動無し。権利を守る最後の砦は労働組合。

戦争法案、安保法制のことについて。確かに通りましたけれども、私は本当の戦争抑止力とは何なのか。それは結局国民じゃないでしょうか。戦争にどれだけの国民が反対するのか。そのことによって戦争が行われるかどうかが決まるとするならば、あれだけ多くの国民が反対したことの意味は極めて大きいと思いますし、多くの方が触れられましたように、本当に日本が戦争をすることを許すか許さないかを決めるのは我々自身国民じゃないでしょうか。戦争の抑止力、それはまさに国民にあるということを私は信じたいと思います。

それから戦前の歴史を見たときに、戦争体制の中で真っ先に弾圧されたのは労働運動でした。戦争体制の下で真っ先に弾圧されるのは労働運動だと思います。

「平和なくして労働運動なし」是非このことを労働組合の皆さん、そのようなスタンスでこの問題を捉えていただきたい。平和の問題と皆さん方の労働運動は正に密接に関わっている。決して9条の問題と憲法28条(勤労者の団結権)の問題は無縁ではない。憲法9条が否定される時は28条も危うい。そのように考えて欲しいと思います。

今、労働組合の組織率も低下をし、労働運動の影響力が後退をしています。私50年労働問題に携わってきた弁護士ですけれども、しかし、最後の砦は私は、労働者の権利を守る砦は、労働組合だと思っています。規制緩和に対抗する最後の武器はなんですか。労働の団結であり闘いではないでしょうか。規制が進んでも労働者の団結が強ければ規制を弱めることができるし、規制緩和を弱めることが出来ると思います。「団結なくして働く者の権利無し」労働運動の原点ここにありと思います。

第71回の定期大会を踏まえて全自交労連の運動がさらに発展することを心から願って私のあいさつとします。



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