第８６回中央メーデー

平和を守り生活を立て直す 全自交東京地連から４００名の仲間が参加

２０１５年４月２９日　第８６回中央メーデーが代々木公園で４万人が集結し、開かれました。

第８６回メーデー中央大会が４月２９日、代々木公園で４万人が集結し、開かれました。
全自交東京地連から４００名の仲間が参加しました。

大会当日は晴天に恵まれたなか、古賀伸明実行委員長があいさつで、残業ゼロ法案を取り上げて「長時間労働を助長しかねない」と批判。「労働者派遣法改正案」にふれ「均等待遇の原則が欠落して生涯派遣で低賃金を招く」と鋭く批判しました。

来賓あいさつで、政府代表として出席した塩崎恭久厚生労働大臣は、有効求人倍率が過去最高の水準になったことを取り上げ、「雇用情勢は着実な改善が進んでいる」と成果を強調したが、その内容と雇用実態には触れることはなかった。多くの地場産業や中小、零細企業やハイタク労働者の状況などまるで論外のようなあいさつでした。

労働者の祭典と化した今日の中央メーデーは、１２９年前「８時間は労働に、８時間は睡眠に、あとの８時間は我らの自由に」というスローガンをアメリカでゼネストを敢行したのが、今に続いています。くしくも今国会では、安倍政権による労働者保護を根底から覆す２つの法案が上程されています。国を支える労働者を蔑ろにし、富裕層を優遇する政策で栄えた国はありません。メーデーの原点である労働者の尊厳を守る熱意のこもったメーデーとしたいものです。

全国自動車交通労働組合連合会